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凪瀬(相原)の作業や日常、趣味やぼやきを徒然なるままに書いています。 作業状態や、お勧めの本やゲームの紹介なんかもこちら。 管理人にメッセージがある方もこちらへお願いします。
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秋乃茉莉先生の「賢者の石」シリーズ最新刊です。
賢者の石シリーズってのは、かつて滅びた王国の王子ロレンツォが、賢者の石を探して旅をしてあるくというシリーズ物です。
ロレンツォというキャラは、あまり王子様っぽくもなければ主人公っぽくもないんですね。どちらかと言えば賢く弁が立ち、世渡り上手な感じのする人物です。ボローニャ大学の学生で、考古学と医学を学んでいる色男ですかね。
舞台は大体ヨーロッパなんですが、今回はトルコかな?
そこにあるかつての王国に、賢者の石があるという噂を確かめに行くんですが、そこで盗賊「砂漠の蠍(デスストーカー)」と成り行きで同行することに。彼らは傭兵として荷物を守るのだそうだが、その荷物というのがきな臭い。
彼らを襲う同属の牙、そして裏に潜む陰湿な計略をロレンツォはいち早く気づくのだが…。
このシリーズは大抵が、ロレンツォを中心として1冊にいくつかの短編を収録しているんです。けれど今回は丸々1冊この話。
でも、そんなに長くは感じなかったですかね。話の展開は早かったからかな。内容はまぁまぁ。耽美という感じはなかったです。でも、やっぱりちょっと感じるものがあります。
デスストーカーは頑なに自分たちの誇りや規律を守ろうとしますが、世界は明らかに歩みを速めているんですね。その流れの中で、不利と分かっても守ろうとする伝統や誇りを感じられます。
秋乃先生のシリーズは、どれを見てもオリエントの香りがします。進み行く時代に逆行するように、伝統や誇りを大切にしている感じがするんですよね。
伝説や歴史、伝統といったものが好きなちょいホラー好きの方は一度読んでみてもいいと思いますよ。
ただ、イラストには好みがあるかも。耽美で美麗なんですが、ちょっとシュールなんで。

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